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ホームページ制作の費用相場と依頼先の選び方【2026年版】

公開日:2026年10月7日
ホームページ制作の費用相場と依頼先の選び方

「ホームページを作りたいが、制作会社に頼むべきなのか、自分で作れるものなのか判断がつかない」
「見積もりを取ったら80万円。これは高いのか、妥当なのか」

ホームページ制作でつまずくポイントは、技術ではなく判断材料がないことです。相場を知らないまま見積もりを見ても、高いか安いかはわかりません。
先に結論をお伝えします。ホームページ制作の依頼先は、予算と社内の体制で決まります。

  • 予算20万円以上・品質を重視したい → 制作会社に依頼
  • コストを抑えつつ個別に相談したい → フリーランスに依頼
  • 月数千円で、できるだけ早く公開したい → 作成ツールで自作
  • 社内にコードを書ける人がいる → HTML・CSSで自作

この記事では、依頼先4つの比較から費用相場と内訳、見積もりの取り方、制作会社の選び方、公開までの流れまでを整理します。
読み終わる頃には、次に誰に何を聞けばいいかがはっきりしているはずです。

ホームページ制作の依頼先は4つ【比較表】

ホームページ制作の依頼先は4つ

まず全体像から押さえましょう。制作の依頼先は大きく4つに分かれます。

依頼先費用の目安公開までの期間自由度向いているケース
①制作会社20万〜100万円+保守費1〜3ヶ月高品質が成果に直結する/手間をかけられない
②フリーランス5万〜50万円2週間〜2ヶ月高コストを抑えつつ個別対応がほしい
③作成ツールで自作月1,000〜3,000円程度最短即日中費用を抑えて早く公開したい
④HTML・CSSで自作月1,000〜5,000円程度2〜3ヶ月(学習込み)最高社内に技術者がいる

①制作会社に依頼する

企画からデザイン、実装、公開後の保守までを一括で任せられます。

メリットデメリット
プロ品質のオリジナルデザイン/戦略設計から相談できる/担当者が複数いるため体制が安定している/公開後の保守も任せられる費用がもっとも高い/完成まで1〜3ヶ月かかる/修正のたびに依頼コストと時間がかかる

ブランドサイトや採用サイトのように、見た目と情報設計がそのまま成果を左右するサイトでは、費用に見合う価値があります。

②フリーランスに依頼する

個人のWebデザイナー・エンジニアに直接依頼する方法です。

メリットデメリット
制作会社より費用を抑えられる傾向/窓口が1人なので意思疎通が早い/柔軟に対応してもらいやすい担当者1人に依存するリスク(体調不良や多忙で進行が止まる)/契約や進行管理を自社で担う必要がある/スキルの見極めが難しい

費用を抑えたい場合の有力な選択肢ですが、契約書と納品物の範囲(デザインデータの扱い、公開後の修正対応)を必ず書面で確認してください。

③作成ツールで自作する

テンプレートを選び、文章と画像を差し替えるだけでホームページが完成するサービスを使う方法です。

メリットデメリット
月数千円で運用できる/最短即日で公開できる/更新を自社で完結できる/ドメイン・サーバーの契約が不要テンプレートの枠を超えるデザインは苦手/複雑な機能の追加には向かない

「公開されていること自体が大事」なケース——創業直後、新店舗のオープン、助成金申請のためにサイトが必要、といった場面では、もっとも合理的な選択肢です。

④HTML・CSSで自作する

社内の人員がコードを書いて構築する方法です。外注費はかかりませんが、人件費と時間というコストは確実にかかります。

メリットデメリット
外注費がかからない/自由度がもっとも高い習得と制作に時間がかかる/担当者が辞めると更新できなくなる

担当者の退職でサイトが更新できなくなる事例は少なくありません。属人化しない仕組みにできるかを事前に検討しておきましょう。

ホームページ制作の費用相場【依頼先別・規模別】

ホームページ制作の費用相場

もっとも知りたいであろう費用について、規模別に整理します。

規模・目的別の費用早見表

サイトの種類ページ数の目安制作会社フリーランス作成ツール
名刺代わりの1ページ110万〜30万円5万〜15万円月1,000〜3,000円程度
小規模コーポレートサイト5〜1030万〜80万円15万〜40万円月1,000〜3,000円程度
中規模・採用やEC連携あり10〜3080万〜300万円40万〜100万円対応範囲外のことが多い

同じ「ホームページ制作」でも、ページ数と要件によって10倍以上の幅があることがわかります。見積もりを比較するときは、まず自社がどの行に当てはまるかを確認してください。

公開後にかかる保守・運用費

制作費だけを見て判断すると、あとで誤算が生じます。公開後も次の費用が発生します。

項目月額の目安内容
サーバー・ドメイン1,000〜3,000円程度サイトを公開し続けるための基本費用
保守管理(制作会社に依頼する場合)5,000〜30,000円程度障害対応、CMSやプラグインの更新、バックアップ
更新作業の依頼1件あたり数千円〜文章や画像の差し替えを外注する場合

3年間の総額で比較するのがおすすめです。制作費50万円+月額1万円なら、3年で86万円。作成ツールで月3,000円なら、3年で約11万円。判断の前提が変わってきます。

費用の内訳:何にいくらかかっているのか

ホームページ制作費用の内訳

見積書に「ホームページ制作一式 50万円」とだけ書かれていると、高いか安いか判断できません。一般的な内訳は次のとおりです。

項目総額に占める目安内容
ディレクション・企画10〜20%要件の整理、構成案の作成、進行管理
デザイン20〜30%トップページ・下層ページのデザイン制作
コーディング・実装20〜30%HTML/CSSの実装、CMSの組み込み
原稿・撮影10〜20%ライティング、写真撮影、素材の手配
その他10%程度お問い合わせフォーム、アクセス解析の設定など

ここで注目したいのが「原稿・撮影」が総額の1〜2割を占める点です。

つまり、写真と文章を自社で用意するだけで、総額を1〜2割下げられる可能性があるということです。費用を抑えたい場合、まずここから相談してみてください。

【独自調査】ホームページを公開した事業者の実データ

ホームページを公開した事業者の実データ

費用の相場は公開情報からも調べられますが、実際にどれくらいの事業者がどの方法を選び、どれくらいの期間で公開まで至っているかは、あまり表に出てきません。自社データから見えた傾向をお伝えします。

失敗しないホームページ制作会社の選び方【7つのチェックポイント】

失敗しない制作会社の選び方

制作会社選びで失敗する原因の多くは、「デザインが好みだったから」という理由だけで決めてしまうことです。次の7点を確認してください。

  1. 同業種・同規模の制作実績があるか — 業種特有の商習慣を理解しているかは、進行の速さに直結します
  2. 制作後の集客や運用まで見てくれるか — 「作って終わり」の会社か、公開後の数字まで一緒に見る会社かで価値が変わります
  3. 見積もりの内訳が明示されているか — 「一式」表記しか出てこない場合は、内訳を求めましょう
  4. 保守費用と対応範囲が契約書に書かれているか — 「どこまでが保守費に含まれ、どこからが別料金か」は後のトラブル要因の筆頭です
  5. 更新を自社でできる仕組みにしてくれるか — 文章1行の修正にも依頼が必要な作りだと、運用コストが膨らみます
  6. サイトの著作権・データの所有権が自社に帰属するか — 契約によっては、制作会社を変える際にデータを引き継げないことがあります
  7. 連絡のレスポンスと担当体制 — 問い合わせへの返信速度は、制作が始まってからも同じ速度だと考えてください

特に4・5・6は見落とされがちで、あとから効いてくる項目です。契約前に必ず確認しておきましょう。

見積もりの取り方と費用を抑えるコツ

見積もりの取り方と費用を抑えるコツ

相見積もりは2〜3社、必ず同じ条件で

相見積もりを取る際、各社に伝える条件がバラバラだと比較になりません。次の情報を揃えて、同じ内容で依頼してください。

  • サイトの目的と、達成したいこと
  • 必要なページ数と、載せたい内容
  • 参考にしたいサイト(2〜3つ)
  • 写真・文章を自社で用意できるかどうか
  • 予算の上限と、公開希望日

社数は2〜3社が目安です。多すぎると比較と連絡だけで時間が溶けます。

費用を抑える4つの方法

  1. 原稿と写真を自社で用意する — 総額の1〜2割を占める項目です
  2. ページ数を絞って公開し、あとから追加する — 最初から全ページを作る必要はありません
  3. テンプレート型のプランを選ぶ — オーダーメイドのデザインが不要なら、費用は大きく下がります
  4. 補助金の活用を検討する — IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、ホームページ制作が対象になりうる制度があります。公募期間・要件・対象経費は年度によって変わるため、申請前に最新の公募要領を必ず確認してください

ホームページ制作の流れと期間の目安

ホームページ制作の流れと期間

依頼してから公開までの一般的な流れです。

STEP内容期間の目安
1ヒアリング・要件整理1〜2週間
2構成・ワイヤーフレーム作成1〜2週間
3デザイン制作2〜4週間
4実装・原稿入れ2〜4週間
5確認・修正・公開1〜2週間

合計すると1〜3ヶ月。ここに自社側の確認や素材の準備が加わるため、余裕を持ったスケジュールを組んでください。

なお、スケジュールが遅れる原因の多くは制作側ではなく、発注側の確認待ちと素材の提出待ちです。社内で誰が決裁するかを先に決めておくだけで、進行は大きく変わります。

公開を急ぐ場合の現実的な選択肢

「来月のイベントに間に合わせたい」「すでに名刺にURLを刷ってしまった」といったケースでは、制作会社のスケジュールに合わせていると間に合いません。

この場合、作成ツールで1ページだけ先に公開し、本制作を並行して進めるという方法があります。公開されている状態を先に作っておけば、本サイトの完成を落ち着いて待てます。

依頼する前に準備しておく4つのこと

依頼する前に準備しておくこと

依頼の精度は、渡す情報の精度で決まります。次の4つを整理してから相談に行きましょう。

  1. 目的とゴールの数値 — 「問い合わせを月5件増やしたい」「採用応募を増やしたい」など、できるだけ具体的に
  2. 参考にしたいサイトを3つ — 良いと思うサイトだけでなく、「これは避けたい」という例も添えると、認識のズレが激減します
  3. 載せたい内容と素材 — サービス内容、実績、会社情報、写真。手元にあるものを棚卸ししておく
  4. 予算と公開希望日 — 予算を伝えないほうが安く済むと思われがちですが、実際は逆です。予算がわからないと、各社は余裕を持った高めの見積もりを出します

この4つが曖昧なまま依頼すると、イメージ違い・追加費用・納期遅延の3つがほぼ確実に起こります。

ホームページ制作でよくある失敗

ホームページ制作でよくある失敗
  • 目的を決めずに発注する — 判断の基準がないため、修正が無限に続きます
  • 更新を自社でできない作りにしてしまう — 営業時間の変更にも外注費がかかる状態になります
  • 保守契約の範囲を確認していない — 「それは保守の対象外です」が後から出てきます
  • 公開後に誰も運用しない — 情報が古いサイトは、ないよりも信頼を下げることがあります
  • スマートフォンでの表示を確認していない — 閲覧の主流はスマホです

「自分で作る」という選択肢も検討する

自分で作るという選択肢

ここまで依頼を前提に説明してきましたが、すべてのホームページに外注が必要なわけではありません。

外注が向いているケース自作が向いているケース
デザインの質が成果に直結する(ブランド・採用)まず公開されていることが大事
ページ数が多く、設計が複雑ページ数が少ない(1〜10ページ)
社内に担当者を置けない自分たちで更新していきたい
独自の機能が必要テンプレートの範囲で足りる

作成ツールを使えば、専門知識がなくても最短即日で公開できます。費用は月1,000〜3,000円程度。制作会社に依頼する場合の初期費用20万円と比べると、まず自作で公開して反応を見てから、本格的な制作を検討するという順番も十分に合理的です。

実際、「創業時は自作でスタートし、事業が軌道に乗ってから制作会社に依頼した」という進め方をしている事業者は少なくありません。

自分で作る具体的な手順は、ホームページの作り方完全ガイドで詳しく解説しています。

ホームページ制作に関するよくある質問

ホームページ制作の費用はいくらくらいが目安ですか?
制作会社に依頼する場合、1ページで10万〜30万円、5〜10ページの小規模コーポレートサイトで30万〜80万円程度が目安です。フリーランスなら、おおむねその半分程度。作成ツールで自作する場合は月1,000〜3,000円程度で運用できます。いずれの場合も、公開後の維持費が別途かかる点に注意してください。
ホームページは自分でも作れますか?
作れます。サイト作成ツールを使えば、専門知識がなくてもテンプレートを選んで文章と画像を差し替えるだけで公開できます。ドメインやサーバーを自分で契約する必要もありません。独自のデザインや複雑な機能が必要な場合に、制作会社への依頼を検討するという順番で問題ありません。
自作のホームページは無料で作れますか?
無料のまま公開し続けられるツールもあります。ただし、ページ内やURLにサービス名が入る、広告が表示される、独自ドメインが使えないといった制約がつくのが一般的です。ビジネス用途であれば有料プランを前提に考え、まずは無料のお試し期間で公開まで試してみるのがおすすめです。
ホームページ制作は難しいですか?
作り方によります。HTML・CSSを書いて制作する場合は習得に2〜3ヶ月程度かかりますが、作成ツールを使う場合は文書作成ソフトを扱えるレベルの操作で完成します。「難しいかどうか」より、公開後に自社で更新し続けられるかで方法を選ぶことをおすすめします。
制作にはどのくらいの期間がかかりますか?
制作会社に依頼する場合は1〜3ヶ月、フリーランスなら2週間〜2ヶ月が目安です。作成ツールで自作する場合は、素材が揃っていれば最短即日で公開できます。

まとめ:予算と社内体制で依頼先は決まる

ホームページ制作の依頼先は4つありますが、選ぶ基準はシンプルです。

  • 品質最優先・手間をかけたくない → 制作会社に依頼
  • コストを抑えつつ個別対応がほしい → フリーランスに依頼
  • 費用を抑えて早く公開したい → 作成ツールで自作
  • 社内に技術者がいる → HTML・CSSで自作

そして、どの方法を選ぶ場合も、依頼・制作の前に「目的」「参考サイト」「載せたい内容」「予算と納期」の4つを整理しておくこと。これだけで、費用も期間も、仕上がりの満足度も変わります。

迷っているなら、まず1ページ公開してみるところから始めるのも一つの方法です。公開されている状態を作ってから、本格的な制作を検討しても遅くはありません。

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この記事を書いた人

鳥海 千尋

鳥海 千尋

ラクスル株式会社/ペライチ事業部 マーケティングチーム

大手家電・化粧品メーカーのEC事業部にて、100本以上のランディングページ(LP)の企画・制作・改善、Web広告運用を担当し、公式オンラインストアの売上を3年間で16倍以上に拡大。現在はラクスル株式会社にて、累計60万人以上が利用するホームページ作成サービス「ペライチ」のマーケティング戦略を統括。ホームページ集客、LP制作・改善、デジタルマーケティングを専門とする。

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